記載のとおり5000万円の借り入れを行った場合、30年返済でも毎月の返済額は約17万2500円になります。修繕積立金や管理費などを合わせれば、20万円を超えるでしょう。仮に、マンション購入後も支出を変えなかった場合、貯蓄や投資に回している約30万円が10万円に減少することになります。

 毎月10万円の貯蓄等ができれば年間120万円になります。仮に2年後にマンションを購入したとすれば、Bさんは38歳から60歳までの22年間で、120万円×22年間=2640万円の貯蓄ができる計算になります。さらに、ボーナスから年間260万円が投資に回っています。マンション購入後も同じ額を投資に回せるか不明なうえ、ボーナス支給額も増減すると考えられることから、試算では年間180万円と厳しめにします。22年間で3960万円の投資になります。

 Bさんが現在保有している金融資産は、1000万円(貯蓄)+2452万円(投資)=3452万円です。ここへさらに6600万円が加わり1億52万円となります。ここまで貯蓄ができれば2人の子どもの教育費を賄った上で、6000万円前後は余ると思われます。ただ、住宅ローンの完済が68歳なので、可能であれば繰り上げ返済を行い、65歳、できれば60歳までには完済したいですね。

 繰り上げ返済についても、原資があることから実行可能でしょう。この試算には先に記載した昇給分などは考慮しておりません。また、大まかな試算なので、家計を上手く管理すればもっと金融資産を増やすことは可能と考えられ、キャッシュフローにはほとんど問題ないと思います。

 Bさんの相談文には「今すぐ購入は考えていませんが…」と書かれていましたが、気持ち的には購入にかなり前向きなように感じられます。また資産価値にも触れられていることから、できれば価値があまり下がらない地域で購入したい気持ちも強いようです。