Web面接対策
Web面接において、就活生が最もアピールすべきポイントとは? Photo:PIXTA

新型コロナウイルスの影響で、21年卒の採用選考から激増したオンライン面接(Web面接)。22年卒の採用においても、多くの企業で導入されることが予測できる。21年卒の採用選考や22年卒向けのインターンシップでもWeb面接を実施したことで、昨年よりも経験を積んだ企業の採用担当者たちは、22年卒の採用選考では学生のどんな部分により注目するのだろうか。それを踏まえた上で、就活生が押さえておくべきWeb面接のポイントを紹介する。(ダイヤモンド・セレクト編集部 林恭子)

採用担当者はWeb面接に今も不安
学生の「本気度」が分からない?

「企業の採用担当者に話を聞くと、オンラインで面接をしても学生の話を理解したり、彼らのポテンシャルを見抜いたりするのは意外とできるし、彼らがよく考えて話しているのも分かるという人が多い」

 こう語るのは、就活生や新卒採用を行う企業の実態に詳しい就職みらい研究所の増本全所長。企業の採用担当者たちは、21年卒学生の採用選考をオンライン面接で行ったことやこれまでの人事としての経験から、現在ではある程度問題なくWeb面接を行えているように見える。しかしその一方で、人事の経験をもってしても、なかなか解決できない重要な課題を抱えているという。

「最近、採用担当者から悩みとしてよく聞くのが、学生の自社への本気度や熱意、本音が見えにくいという声。そして、自社に合うかという雰囲気を見極めるのも難しいようだ」

 学生の多くは就活するにあたって、「企業に落とされないようにするには、どうすればいいか」ばかり考えていて、自分は企業よりも“弱者”だと思っているかもしれない。しかし実際のところ、企業側も「学生に選んでもらえるだろうか」と選考や内定を辞退されることに不安を感じている。必ずしも採用において、企業は“強者”ではないのだ。

 では採用担当者たちは、優秀であっても熱意や本音が見えず、本当に自社を選んでくれるか分からない学生への不安を払しょくするために、どう動くことが多いのか。

 一つは、どうしても自社に欲しい人材であるという前提で、内定を出した後に綿密なフォローをして入社を確実にさせる方法。二つ目が、内定を出す前に先輩社員との面談などをして本音を引き出したり、志望度を上げたりしてもらうなど、別の選考プロセスなどを入れる方法。そして三つ目が、選考期間に限りがあり、採用計画に影響を出さないためにその学生を不採用にするという方法だ。

 つまり、学生が「本気度」「熱意」「本音」を見せなければ、企業側はいくらその学生にポテンシャルを感じたとしても、内定辞退を恐れて「不採用」にしてしまう可能性があるのだ。