大手コンサルや財閥系商社に勤める若者が一流企業というステータスを捨て、チームで農業に参入した。特集『JA陥落 農業沸騰』(全21回)の#13では、慶應義塾の高校・大学の同級生5人らが“超ハイスピード”で実行している輸出拡大・農業再生プロジェクトの全貌に迫る。(ダイヤモンド編集部 千本木啓文)
設立4年で年商14億円の超速経営
青森県で100ヘクタールのリンゴ園も
設立4年余りの若い企業がリンゴ輸出のメインプレーヤーにのし上がり、さらには日本最大級のリンゴ農家へ変貌しようとしている。
“超速成長”を遂げているのは、慶應義塾の高校・大学の同級生だった5人が設立した、20代が中心の日本農業という会社だ。
5年後にリンゴの輸出額を60億円規模にするというマイルストーンを目指すだけではなく、100ヘクタール規模のリンゴ生産を標榜する日本農業とはどんな会社なのか。