菅首相4月訪米、他国首脳に先駆け
バイデン氏との初めての対面会談
4月に菅義偉首相が訪米し日米首脳会談を行うという。
他の主要国首脳に先んじてバイデン大統領と直接、顔を合わせての会談が行われるのは、米国が最優先する対中国戦略で地政学的にも重要な位置にある日本との連携を重視しているからだ。
1月のバイデン大統領就任から約2カ月が経過し、米国ではコロナについては5月中に希望する国民全員へのワクチン供給のめどをつけ、1兆9000億ドルに上る経済対追加策法案も成立した。
中国も全国人民代表者会議(全人代)が終わり、今年は6%以上の成長目標を設定する一方、GDP伸びを超える6.8%増の国防予算を決定、香港選挙制度の変更など習近平政権は着々とコロナ後の布石を打っているなかで、米国と中国の間の外交も活発になってきた。