このように、say の目的語になるのは実際に発せられた言葉です。相手の言葉をそのままの形で伝える直接話法では、Yoko said to me, “I love you.”(「愛してる」とヨーコは私に言った)です。say の目的語になるのは、it / so / that /something / anything / nothing / words などの語に限定されます。

 Yoko said,“ I am happy.”(「私は幸せです」とヨーコは言った)を間接話法で表せば、Yoko said that she was(=is)happy. となります。

tell

 tell は、tell a story(話をする)、tell a lie(嘘をつく)、tell the truth(真実を言う)、tell a joke(冗談を言う)のように、伝える内容に焦点が当てられます。直接話法で相手の言った内容を自分の言葉で伝える間接話法では、Yoko told me that she loves me. (ヨーコは私を愛していると言った)です。

「確認する」「調査する」はそれぞれ英語でなんていう?

「調べる」という言葉では、「check」、「examine」、「investigate」、「inspect」の4つの英単語で表すことができます。

check

 まず、check の語源は「王様」です。チェスで勝利宣言を意味する「王手!」をCheckmate! と言います。王手をかけられると王様の動きが一瞬止まり、制限されますが、さらなる敵からの攻撃を逃れるために次の一手を調べることになります。ここから、check は「調べる・確認する」という意味で使われるようになりました。

 さらに、check はアラビア語やペルシャ語で「王様」を指すshahに由来します。あることに問題がないか、正しく適切なものであるかどうかを手早く簡単に確かめることです。「再確認(する)」はdouble-check です。