上司から指示を受けたときは、「いつ、いつまでに」「どこで、どこに」「誰が」「誰に」「何を」「どうして」「どのように」「いくら」「いくつ」の6W3Hで確認することが大切である。そして、わからない点は遠慮せずに確認しよう。

◇ときには「できない」と言って仕事を断る

「NO」と言えずに仕事を引き受けすぎてしまい、締切り直前に「できません」と言う人がいる。できないなら、引き受けずに断るべきだ。

 誰かが締切り直前で放り出した仕事を、別の誰かが引き受けるとする。すると、慌てて取り組むことになり、「やっつけ仕事」になったり、確認不足でミスが発生してしまったりする。いくら優秀な人でも、状況によっては仕事の質が下がってしまうものだ。

 だから、ときには仕事を断るという判断も必要だ。できるか不安になったら、手持ちの仕事の進捗状況を正直に打ち明けて、その上で判断を求めよう。

 仕事を断ることに、罪悪感を抱くこともあるだろう。しかし、中途半端に引き受けて相手の期待値を下回れば、かえって迷惑をかけてしまう。そのため、仕事を断ることに罪悪感を持つよりも、仕事の質を上げることに集中するようにしよう。

◆スケジュール・時間管理 編
◇提出物の締切日を2つ作る

 提出物にスピーディに対応するコツは、2つの締切日を設定することである。まずは、通常の締切りだ。相手が設定した日時を「You締切り」と設定する。加えて、「You締切り」の1日以上前に完成日を決めて「My締切り」を設定する。そして、作業時間を多めに見積もって、逆算して作業開始日を決める。つまり、本来の約束よりも早く完成させることをめざすのだ。