ゴルフ歴は長いのに、なかなか100を切れないゴルファーは多い。しかし大切なのは、練習時間ではなくその中身である。特集『ゴルフ場&人気ギアランキング』(全10回)の最終回では、少ない時間でも結果を出せる練習の極意について、ゴルフスイングコンサルタントの吉田洋一郎氏に伝授してもらった。(ダイヤモンド編集部 野村聖子)
ゴルフ歴長くても上達しないのは
間違った練習とコースマネジメントにあり
ゴルフは、18ホールをいかに少ない打数(スコア)で、各ホールのグリーンの穴(カップ)にボールを入れることができるかを競うスポーツである。そこで、脱・初心者の目安とされるのが、100未満のスコアでラウンドすること、つまり「100切り」だ。
しかし、これがそう簡単ではなく、ゴルフ歴がそこそこ長いのに、なかなか100を切れないゴルファーは実に多い。
「ゴルフは長くやっていれば、そしてたくさん練習すれば、その年月や量に比例してうまくなるというスポーツではない」と話すのは、ゴルフスイングコンサルタントの吉田洋一郎氏。
ゴルフ歴が長いのに上達しないのは、間違った練習やコースマネジメントをしているケースが圧倒的に多いのだという。逆に言えば「多忙なビジネスマンでも、練習方法やコースマネジメントを見直せば、短い時間で効率的にうまくなれる」(吉田氏)。
100を切るために必要なこと、それは飛距離を伸ばすのではなく、ボールを真っすぐ飛ばすためのスイングを身に付けることだ。どれだけ遠くに飛んでも、ボールの軌道が曲がってしまえばいつまでたってもカップまでたどり着けない。
自宅や通勤時間など日常の隙間時間でできること、週1の練習場通いでも結果を出す心得、そしてコースに出てすぐに使えるコースマネジメントの極意など、多忙なビジネスマンが100を切るための時短メソッドを吉田氏に教えてもらった。