米アップルが昨年、超高速の第5世代移動通信システム(5G)機能を搭載した「iPhone(アイフォーン)」を発表して以降、同モデルの販売が大きく伸びている。背景には、新たな5G技術の利用を顧客に促すため、携帯キャリアが魅力的な販促を行っていることもある。携帯通信大手のベライゾン・コミュニケーションズ、AT&T、そしてTモバイルUSは1年間にわたり、利用者が5Gサービスへとアップグレードするよう、顧客維持や新たなiPhoneの購入金額を抑える目的で端末購入補助サービスを導入。アップルは14日にも5G対応の新型iPhoneを発表する見込みだが、キャリアにとって負担の大きい顧客獲得争いがiPhoneの販売をいつまで支え続けられるかが大きな疑問となっている。
iPhoneの記録的な販売台数、端末購入補助も背景
携帯キャリアが5G導入で魅力的な販促
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