億万長者に共通する習慣

 爪かみも鼻ほじりも、昔からの悪い「クセ」なので、「クセ」という言葉には、なんだか悪い印象がある。

 でも、いい「クセ」を身につけることはよいことだ。

 そんな身につけたい「クセ」の一つが、定期的にいくらかのお金を取り置きしておくことだ。

 この習慣は、ほぼすべての億万長者に共通するものだ。

 億万長者になる人は、お金の山をどう積み上げたらいいかを知っていて、それをゆっくりと確実に、しかも定期的に行っている。

 たとえば、毎日100円貯めるだけでもいい。

 100円は多すぎる?

 ならその半分でもいい。

 ほんの少しでも、ゼロよりマシだ。

 よいお金の習慣を身につけるには時間がかかるけれど、なによりもまず一歩を踏み出し、そこから上に登っていくといい。

エジソンとジョーダンが
億万長者になった理由

 誰より賢いお金持ちでさえ、不運に見舞われて損をしてしまうことはある。

 たとえば、1930年代の世界大恐慌や2008年のリーマンショック後の金融恐慌に見舞われるような場合だ。

 未来のために賢くお金を運用しようとしていた多くの人が、この2度の大不況で打撃を被った。

 だが一方で、立ち直った人もいる。

 立ち直った理由の一つはだろう。

 もう一つの理由はあきらめなかったことだ。

 歴史上最も成功したバスケットボール選手の一人であるマイケル・ジョーダン(1963年生まれ)は、こう言っている。

私は失敗を受け入れることができる。

 誰でも必ず何かに失敗するものだ。

 だが私には、挑戦しないということはできない

 トマス・エジソン(1847~1931)でさえ、電球を灯すまでに少なくとも1000は失敗しているが、最後に成功して歴史を変えた

 億万長者だって失敗したくはないが、ほとんどの人はいずれどこかで失敗する。

 それが当たり前だと彼らは知っている。

 もし失敗したら、その失敗から学んでもう一度挑戦すればいいことも、わかっている。

 失敗を恐れてはいけない。

 あやまちや苦境に耐えてほしい。

 集中を保ち、辛抱強く、自信を持って、賢い知識を得て事に当たれば、お金を増やせる可能性は高くなる。

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