中国の不動産開発大手の中国恒大集団(チャイナ・エバーグランデ・グループ)は、23日に8350万ドル分の利払いを行う必要があるものの、米東部時間同日夕方近く(日本時間24日午前)の時点で債券保有者への支払いが行われていないことが分かった。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。中国恒大は支払いを遅らせることが可能で、債券保有者がデフォルト(債務不履行)を申し立てるまでに30日間の猶予期間がある。支払いができなければ、アジア企業による過去最大のドル建て債券のデフォルトになる可能性がある。