米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)は待望の2021年投資家向け説明会で、とてつもなく野心的な成長像を描き出した。しかし、投資家が本当に必要としているのは言葉ではない。GMは6日午後、新型コロナウイルス流行後で初の大規模な戦略発表イベントを開催。2030年までに売上高を倍増させ、利益率を高めることを約束した。これらの目標は、GMを単なる自動車メーカーではなく、成長重視のテクノロジー企業として位置づけようとする、メアリー・バーラ最高経営責任者(CEO)のかつてない大胆な試みの中核をなしている。自動車が究極のモバイル機器と化す中、自動車業界のアップルとなり、10年後には「新規事業」で800億ドル(約8兆9300億円)超の売上高を上げる「プラットフォーム・イノベーター」となることをバーラ氏は目指している。