――筆者のジャッキー・スノー氏は米首都ワシントン在住のライター ***  ロボットといえば、新品の金属部品でできた巨大な機械で、従来のエネルギー源で稼働するものが多い。しかし、各国政府や環境保護団体がいかにして気候変動目標を達成するかを模索する中、一部のロボット研究者たちは、再生された生分解性の交換可能な部品を使用して新たな概念のロボットを作る構想を推進している。  「ロボットが気候の緊急事態に対する解決策の一部でないとすれば、問題の一部だ」。西イングランド大学のアラン・ウィンフィールド教授(ロボット倫理学)はこう話す。