近年の技術的躍進と民間投資の急増により、核融合への関心が再燃している。太陽をはじめとする恒星のエネルギーは核融合によって生み出されている。地球上でそれと同じような現象を再現できれば、ほぼ無制限にクリーンエネルギーを提供できる可能性があると研究者は考えている。だが長年、その目標には遠く及ばなかった。核融合は30年先のことで、それは常に変わらないと冗談を言う科学者もいる。現在、核融合を大規模なエネルギー源として実現させる見通しは変わりつつあり、2030年代にも送電網に組み込まれる可能性があると一部の企業はみている。実現は2050年以降とみる向きも多い中、ひょっとすればうまくいくかもしれないこの大きな賭けに世界中から投資マネーが集まっている。
核融合エネの実現近いか 投資マネー呼ぶ
2030年代にも送電網に組み込まれる可能性
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