ゲームにSNSにユーチューブ…
一日中スマホを見続ける生活

 スマホを使ってゲームをやっている人も多いかと思いますが、ゲームからも膨大な量の情報が脳に飛びこんできています。

 ゲームに限らず、スマホでニュースやユーチューブなどを見たり、サイトで調べものをしたり、あるいはSNSを使ったり、どれを取っても情報に触れる時間が連続していることには違いがありません。

 街では、歩きながらスマホ、信号待ちをしながらスマホ。カフェやレストラン、居酒屋などでは飲み食いしながらスマホ。

 職場では、仕事の合間にスマホ、休憩中にスマホ。家では、リビングでテレビを見ながら、トイレで用を足しながら、お風呂で湯船につかりながら、ベッドで横になりながらスマホ……。

 さすがに驚いたのは、ラーメン屋さんで店に入ってから、オーダーして、食べて、店を出ていくまでの間、ずっとスマホでゲームをし続けていた人を見かけたときです。

 ところがふと店内を見回してみると、同じようにラーメンをすすりながらもスマホを見続けている人が過半数はおられました。

「これではせっかくの美味しいラーメンも、食べた気がしないだろうな……」と思いました。

「味覚鈍麻(味覚が麻痺したように鈍ってしまうこと)」に陥って、どんどん濃い味、辛い味を求めるようになってしまうでしょう。満腹感を得られにくくもなるため、物足りなくなってドカ食いしがちにもなります。