中国の配車サービス大手ディディ(滴滴)グローバルが29日発表した7-9月期(第3四半期)決算は、売上高が前四半期に比べ11.5%減少した。中国の規制当局が同社のサイバーセキュリティー調査を開始し、アプリの多くを削除せざるを得なくなったことを受けたもの。電子商取引大手アリババグループのダニエル・チャン(張勇)会長兼最高経営責任者(CEO)が滴滴の取締役を退任したことも明らかにした。後任は、数カ所の国際法律事務所を経てアリババのシニア法務ディレクターとなったイー・チャン氏が務める。滴滴の7-9月期の売上高は現在の為替レートで67億ドル。4-6月期(第2四半期)は76億ドルだった。中核の配車事業を含む中国モビリティー部門が減収の主な要因だった。
滴滴の売上高減少、サイバーセキュリティー調査受け
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