C)が多かった人…「戻す動作が窮屈過ぎる」ようです
 キッチンの食器や調味料、洗面台なら化粧水のボトルなど、硬くて高さのあるモノの収納で起こりがちな「めんどくさい」です。

 棚の高さが、しまったモノとギリギリ同じくらいだと、出し入れのたびに棚板に当たって窮屈な思いをすることになります。ガチャガチャ音がするのも不快ですし、落とせば割れてしまうので気も使います。

 昔のテレビ番組で「イライラ棒」というのがあったのを、ご存じでしょうか?細い通り道の、どこにも触らないように棒を動かすアレです。動作が窮屈だと、日常生活に「イライラ棒」が仕掛けられているようなストレスです。最初のうちは、「片づけ習慣をつけるぞ!」という意識で乗り越えられても、徐々に「いちいちしまわなくても、どうせまたすぐ使うし、ちょっとくらいいいか…」に流れていってしまいます。

→解決策
 よく使うモノほど、棚の高さをゆったり設定しましょう。出し入れする時に、モノがどこにも当たらない十分な余裕を確保してください。ストレスなくサッと出せて、使い終わったらサッとしまえるようになっていると、片づけ習慣が継続しますよ。

D)が多かった人…「戻す場所が遠過ぎる」ようです
 アウターやカバンがリビングに放置されるのも、洗濯物がソファーを占領するのも、文具がキッチンカウンターにたまるのも、戻す場所が遠いんです。遠すぎて、戻す機会をうかがっているうちに次の出番が来てしまいます。なし崩し的に、モノがたまる場所が定位置のようになってしまうわけです。

→解決策
 気合で頑張ろうとせず、戻し場所を少しでも近づけましょう。ほんの1~2メートルでも違います。個人のカバンやアウターが部屋まで戻せないなら、廊下にフックをつけてもいいでしょう。洗濯物は「取り込む場所からいちばん近い場所のクローゼットをメインの衣類収納に変更する」などの思い切った改善をしたいところです。

 文具は、日々使うモノだけをトレイに乗せてカウンターに置き場を作り、それ以外は引き出しにしまっておくと、無理がありません。