E)が多かった人…「戻す場所がバラバラ過ぎる」ようです
 細かいものがあちこちに分散している家、結構あります。文具や薬、写真や手紙、子どもの作品などがそうなりがちです。また、使用頻度の低いモノは、しまった後で時間が経過すると、覚えておくのが難しくなります。出番が限られる季節の飾り物・レジャー用品などは、「ああ、こんなところにしまっていたのか」と数年ぶりに見つかることもしばしばです。

→解決策
 モノの戻し場所を完璧に覚えるのは無理。戻し場所をまとめて「カタマリ感」を出しましょう。

●小さなカタマリで認識すると楽になるモノ
・文具なら「書く」「切る」「貼る」「留める」
・常温食品なら「粉もの」「砂糖・塩」「乾麺」「乾物」「パック調味料」

●バラバラに認識しているモノを一つの大きなカタマリで捉えると楽になるモノ
・「思い出」…写真、手紙、手帳
・「お弁当」…弁当箱、箸、おかずカップ、ピック、抗菌シート、抜き型

 特に「思い出」は広い範囲のモノが含まれます。人によっては預金通帳や給与明細が「終わった紙」から「思い出」に、サイズアウトした赤ちゃん服が「衣類」から「思い出」に昇華していたりしますよね。思い出モノはここ!と大きめの箱を用意して、そこにまとめていくのがおすすめです。

 今回はチェックリスト形式で五つのポイントを解説しました。「まずはモノを減らさないと」という意識で停滞しがちな片づけの切り口が、実はそれ以外に多くあることが、実感してもらえたのではないでしょうか。

 家が散らかる原因は、ただ一つ。「めんどくさい」と感じる仕組みが、家じゅうに存在しているからです。

 家じゅうの「めんどくさい」をなくすと、片づけを意識しなくても自然ときれいな状態がキープできます。『家じゅうの「めんどくさい」をなくす。』では、具体的な方法を説明していますので、詳しく知りたい方はぜひ読んでみてくださいね。

(家族の片づけコンサルタント sea(しー))