米国では、新型コロナウイルス変異株「オミクロン株」の流行が早い時期に始まったニューヨークやシカゴなど一部地域で、感染拡大に鈍化の兆しが見えている。  一部の政府関係者からは、米国よりオミクロン流行が早かった南アフリカや英国と同じような傾向が見られるとの指摘が出ている。  疫学者でセントルイス大学地理空間研究所副所長のエンバル・シャチャム氏は「オミクロン株による影響をいち早く受けた主要都市では、感染が鈍化しているようだ」と指摘。「これは南アフリカと同様のパターンで、われわれが大いに期待していたことだ」と述べた。