物事の変化を察知する

ものを言わない植物も、意識を向けるだけで、その声が聞こえてくるような気がします。

こうした観察の習慣が、敏感に物事の変化を察知するセンサーのようなものを磨くのかもしれません。

細やかに手をかけるほど、いきいきと命を輝かせることができる。

植物は大切なことを教えてくれます。

そこにある命を素直に受け止め、愛でることのできる人間でありたいものです。

日が暮れる頃には食事を終えたい。

(本原稿は、中野善壽著 『孤独からはじめよう』から一部抜粋・改変したものです)