SMSの文面はさまざまなパターンがある

PaidyをかたるSMSスマートフォンに届いた、PaidyをかたるSMS 。ログイン画面というがURLはない

「誰かが何かをオンラインで買おうとして、間違えて私の電話番号を入力したのだろうか」とも思ったが、それなら認証番号が届かないから気が付いてやりなおすはずだ。念のためと思ってTwitterで検索してみると、「Paidyを使っていないのにSMSで認証コードが届いた」と気味悪がっている人がたくさんいた。怪しい。

 私が受け取ったSMSはやはり不審なものだったようだ。調べてみると、文面は私が受け取ったもののほかにも数種類あり、

・Paidy 決済認証番号: xxxx を Paidy(ペイディー)の画面に入力すると、こちらの電話番号で決済手続きがおこなわれます。
・【Paidy】ペイディのお支払い方法に問題があります、更新してください https://~
・【Paidy】お使いのアカウントを一時的に停止しました, ご確認が必要ですhttps://~

 といった、特定のURLに誘導するものもある。

 SMSではなく、メールが届いている人も多数いるようだ。こちらはSMSと同様の文面のものに加えて、

・「Paidyご利用確認のお願い」と称して、カード利用の一時制限を行いカードの利用確認をさせる
・「利用制限解除の手続き」と称してアカウントの再設定を行うことを誘導する

 など、さらにバリエーションが豊か(?)だった。

 Paidyも認識はしているようで、公式サイトには「ペイディを利用していないのに認証コードのSMSを受信された方」「ペイディを装った不審なメール・SMSについて」という注意喚起のページができている。

 対処法としては、原則「無視」。気持ち悪いが、せいぜい届いたSMSやメールを削除する、送信元の電話番号をブロックするくらいしかできない。間違っても、SMSやメールに書かれたリンクに飛び、誘導された通りに個人情報を入力したり、支払いをしたりといったことがないようにしてほしい。