わが子に最強の中高一貫校&小学校&塾#6Photo:PIXTA

首都圏の最難関私立大学として知られる「早慶&上智・理科大」。この4校の合格者は難関中高一貫校出身者だけではない。偏差値が55未満の中堅中高一貫校から大きく“後伸び”した合格者も多数いる。それでは、中学入試時の偏差値が難関校ほど高くなくても、早慶を筆頭とする最難関私大に強い中高一貫校はどこなのか?今回は、偏差値が55未満の学校を対象に、「早慶&上智・理科大」への進学実績にフォーカスした、最新の独自ランキングを作成した。特集『わが子に最強の中高一貫校&小学校&塾』(全26回)の#6を見れば、“後伸び”で「早慶&上智・理科大」を狙える“入るとお得”な中高一貫校が一目で分かる。(ダイヤモンド編集部編集委員 竹田孝洋、同部 加藤桃子)

偏差値55未満で最難関私立大に多数合格!
“後伸び”で早慶上理を狙えるのは?

 首都圏の最難関私立大学として知られる「早慶上理(早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、東京理科大学)」。この4校の合格者は、難関中高一貫校出身者だけではない。偏差値が55未満の中堅中高一貫校クラスから大きく“後伸び”した合格者も多数いる。

 それでは、中学入試時の偏差値は難関校ほど高くなくても、早慶を筆頭とする最難関私大に強い「入った後に学力が伸びる」中高一貫校はどこなのか?

 それを知るべく、ダイヤモンド編集部は大学通信の協力を得て独自のランキングを作成した。中高一貫校の各大学グループへの「合格力」と「入学時偏差値」から、その大学グループに特化した中高一貫校の「伸長度」を算出し、順位付けを行った。

 ここでは、その中から私立大学の最難関グループといえる「早慶上理」のランキングを掲載する。

 もちろん、同じグループ内でも個々の大学の中身は大きく異なるのが大前提だ。それでも受験大学を決める際は、こうしたグループに基づいて最初のふるいにかけることが多いのも事実だろう。

 ただし、レバレッジ度というからには、分析対象となる中高一貫校が「早慶合格は当たり前」というような難関校では意味がない。早慶上理を目指すには“後伸び”が必要となる、2021年の入学時偏差値55未満の学校に限定した。

 早速、「早慶上理を目指せるのに入りやすい中高一貫校」のランキングを見てみよう。