わが子に最強の中高一貫校&小学校&塾#7Photo:photolibrary

中学受験率が前年2021年入試の“足踏み”状態から一転して上昇した関西。だが、その中身を見ると、とかく難関校志向だったこれまでとは異なる事態が起きている。特集『わが子に最強の中高一貫校&小学校&塾』(全26回)の#7では、西の一大「中受」市場、関西の最新分析とともに、入学時の偏差値と卒業時の偏差値を基に算出した、入りやすいがその後伸びるレバレッジ度ランキングの、最新【関西・難関&上位校2023入試版】を一挙掲載する。(ダイヤモンド編集部編集委員 竹田孝洋、同部 宮原啓彰、加藤桃子)

少子化で受験者数減も
受験率は高まるばかり

「中学受験ブーム」が続く首都圏(本特集#5『首都圏の中学受験最新動向、23年入試も「激化必至」、22年受験者数は過去最高に!』参照)に対し、西の一大中学受験市場、関西の2022年入試はどう変わったのだろうか?

 日能研関西のまとめによれば、22年入試における関西(2府4県)の中学受験者数は1万6892人と、前年から187人減らした。

 ただし、その主な原因は少子化だ。実際、受験率で見ると、22年入試は9.74%で前年から0.1ポイント増と、2年連続の“足踏み”状態から一転、13年以降で最も高い数字をたたき出した。関西の中学受験関係者が昨年に予見した「首都圏の中学受験ブームの関西到来」がついに始まったといえそうだ。

 一方、受験者の動向に目を転じると、首都圏の傾向をさらに加速させた事態が起きている。首都圏よりも難関校志向が強いとされてきた関西における、「難関校離れ」と「安全志向」だ。

「首都圏で21年入試から顕著になった『安全志向』が、1年遅れて関西でも起きた。男子校、女子校共に難関校がほぼ軒並み志願者を減らしている」と、日能研関西の森永直樹取締役は指摘する。

 実際、関西の主要難関校の志願者数の推移を見ると、総じて大きく減らしていることが分かる。

 次ページからは、22年入試における志願者が増減した学校の特徴を詳しく見る。

 また、偏差値は入りやすいのに大学受験に強いという“レバレッジ”が利く、お得な中高一貫校が見つかる、「お得な中高一貫校」ランキング【関西・難関&上位校2023入試版】を掲載しよう(【関西・中堅校2023年版】は本特集#4『「お得な中高一貫校」ランキング【関西・中堅校】入試偏差値=低、大学合格実績=高の学校は?』参照)。