日本人のエンジニアって、まともなのに給料が安い

質問:ひろゆきさんが今学生なら、何に挑戦しますか?

ひろゆき氏:外国に住むんじゃないですかね。海外の会社と直接契約をする能力を身につけて、英語圏に行くと思います。理由は、同じ仕事をするなら日本より給料が高いからです。

 日本人のエンジニアってすごくまともなのに給料が安いんですよね。「この値段でこんな人が雇えるんだ」って思います。僕はアメリカでも会社をやっていて、そこでもエンジニアを雇っていますが、やっぱり高いです。

 ただ、暮らすとなると日本のほうが楽ですよね。だって、サンフランシスコに住むと家賃だけで月50万円くらい持っていかれるじゃないですか。年収1000万円だったとしても、食費やクルマ代などいろいろ考えると、手元に残るのは100万円、200万円くらいだったりする。そう考えると、日本に住みながら、サンフランシスコの会社で年収1000万円もらってリモートワークするのがお得だと思います。

重要なのは「資格」か「経験」か

質問:文系からIT企業に行くとしたら、「資格取得」と「ものづくりの経験」どちらが大切でしょうか?

ひろゆき氏:「ものづくりの経験」だと思います。これも僕の偏見なんですが、資格を取っている人は、基本的にプログラミングが嫌いなんですよ。「資格を持っている」=「こいつプログラミングが嫌いで、仕事のためにわざわざ覚えたんだろうな」っていう感じがしちゃうんです。プログラミングが好きな人は、「資格を取って就職に役立てよう」みたいな発想はしませんよね。「こんなサイト作りました」とか、新しい言語を触ってみて「うわー、面白ぇ!」みたいな考え方をするんじゃないでしょうか。