(1)まず助言したり諭したりするのをやめ、ひたすら聴く、
(2)そして理解に努め、共感を示す。
助言することをやめ、聴き役に徹すると、
「どうしてこの人は、そういう思いになるのだろう?」
「なぜここまで否定的に物事をとらえるのだろう?」
というふうに、むしろ興味がわいてきます。
すると、相手のネガティブな話にイライラしたり、ストレスを感じたりすることが少なくなっていきます。
そうなると、不思議なことに、相手のネガティブな話に理解できる部分が出てくるようになるのです。そして、その理解した部分を「こういうことなんだね」と伝え、共感を示してあげるのです。
すると、「ちゃんと伝わった」「わかってくれた」という満足感、安心感が相手の中に生まれ、ネガティブ話は終焉を迎えます。このタイミングで、なるべくポジティブな話題に切り替え、会話をいい方向に持っていけばいいのです。
三大「話を聴きたくない人」への対処法について述べてきましたが、とはいえ、正直にいうと、こういう面倒なタイプ、やっかいなタイプの人とつきあうのは疲れるし、エネルギーを消耗します。
ですので、最初のほうでいったように、できるだけはじめから関わらないで済むように「逃げの一手」をうまく打つのが、やはりベストな戦略だと思います。