キドニーグリルだけでなく、薄くシャープなヘッドライト&リアライト、ワイドなリア・トレッドなどで存在感を高めたスタイルにキドニーグリルだけでなく、薄くシャープなヘッドライト&リアライト、ワイドなリア・トレッドなどで存在感を高めたスタイルに

 ぎょっとするほど大きなキドニーグリルは、エンジン冷却の必要のないEVだけにあくまでデザインとして配置されたもの。自動車において電動化が進めば進むほど、内燃エンジンでの差別化が難しくなり、デザインが持つ役割は大きくなると言われるが、文字通りBMWはそれで自己主張をしているというわけだ。

4輪アダプティブ・エア・サスペンションはSportモードなどへの切り替えなどに加え、スイッチにより車高を高(+20mm)、低(−10mm)に変更することもできる4輪アダプティブ・エア・サスペンションはSportモードなどへの切り替えなどに加え、スイッチにより車高を高(+20mm)、低(−10mm)に変更することもできる

 ボディサイズは全長4955mm、全幅1965mm、全高1695mmと、おおよそX6(4945×2005×1695)と同じくらい。ホイールベースが3000mmとX6比で+25mmとなっており、これが室内の広さに効いている。

長いホイールベースとフラットな床面のおかげで後席も広く快適に長いホイールベースとフラットな床面のおかげで後席も広く快適に
ラゲージ容量は通常で500リッター、後席を倒せば最大1750リッターまで拡大。床下にはサブトランクが設けられているラゲージ容量は通常で500リッター、後席を倒せば最大1750リッターまで拡大。床下にはサブトランクが設けられている

 真横から眺めたときに、ボディサイドのラインが後ろにいくにつれてキックアップし、なだらかに下ってきたルーフともあいまって窓部分を小さくスポーティーに見せるデザイン処理は、i3やVision iNEXTと共通するものだ。