遺産を相続させたくない子どもがいる――。遺留分は法律で守られた相続人の権利であるため、親がこう願っても意図的に減らすことは難しい。しかし、手段がないわけではない。特集『「普通の家庭」が一番危ない!相続完全ガイド』(全14回)の#10では、相続専門税理士の橘慶太氏に、相続の遺留分を減らす4つの裏技を教えてもらった。
この人に遺産を分けたくない!
遺留分を減らす方法はあるのか
「遺産を1円も相続させたくない息子がいます。遺留分を減らすことはできませんか?」
こんな相談をよく受けます。
本来、法律で守られている遺留分を意図的に減らす行為は、公序良俗違反として全て無効にされる可能性があります。
ここでの解説はあくまで参考程度にとどめてください。それでも、結果的に遺留分が減る方法は幾つか存在します。
次ページで説明します。