アナロジー思考とは、他業界や過去の経験を当てはめること
アナロジー思考とは、遠くから借りてきた事例を、自身の直面する事例に当てはめることです。
遠くというのは、全く関係のない他業界だったり、外国での成功例だったり、今の状況とはほど遠い過去の自分の経験だったりします。
例えば、工場のベルトコンベヤーという仕組みを飲食店に持ち込むことで、回転ずしという新しい業態が生まれています。
また、スマホがOS(オペレーティングシステム)をアップデートするという発想を持ち込むことで、自動的に不具合を解消するテスラの電気自動車が生まれています。
私は職業柄、様々な業界の改革に立ち会いますので、アナロジー思考を使う場面が多くあります。
「日本の常識は世界の非常識、うちの業界の常識は他業界の非常識」と思って物事を見るように心がけると、そこに新たな発見があります。