銀行危険度ランキング2022#6Photo:jayk7/gettyimages

複数の地方銀行に「モノ言う株主」が侵食しており、株価が割安な地銀への再編圧力はますます高まりそうだ。ワースト上位には東北の銀行が多い。特集『銀行危険度ランキング2022』(全6回)の最終回では、株式時価総額などから各行の市場評価を得点化し、ランキングした。(ダイヤモンド編集部 岡田 悟)

地銀が株式を上場している意味とは?
成長なくして市場評価もなし

 成長が見込めなければ、株価も上がりにくい――。厳しい地方経済の見通しを考えれば、地方銀行の市場の評価は今後も厳しいままであろう。

 このランキングの計算式は『銀行「危険度」ランキング2022【全106行】ワースト1位と2位はあの県の地方銀行』に詳しく記載しているが、ジリ貧の地元経済と、アクティビスト(モノ言う株主)の襲来という事態となっている。今後の推移を占う市場評価をご覧いただきたい。