自己資本利益率(ROE)は、投資家が投下した資本に対して、企業がどれだけの利益を上げているかを示す。特集『銀行危険度ランキング2022』(全6回)の#5では、持ち株会社化が進む銀行業界で、単体ROEのワーストランキングを作成した。個別の経営効率を明らかにする。(ダイヤモンド編集部 岡田 悟)
成長しない市場、軟調な株価
割安で“モノ言う”株主にも狙われ…
自己資本利益率(ROE)は、日本企業は欧米に比べ低い傾向にあると指摘されてきた。
収益力の低下に悩む地方銀行は、これを向上させることもまた困難だ。
なお近年は、地銀の統合により上場持ち株会社の設立が進む。市場からの評価は持ち株会社が受けるため、ここでは個別行のROEのワーストランキングを作成した。。ぜひご覧いただきたい。