【シンガポール】世界最大の自動車市場である中国で、新エネルギー車の需要が拡大している。今年の販売台数が過去最多の600万台に達すると見込まれる中で、国産メーカーが存在感を高めている。  著名投資家ウォーレン・バフェット氏が出資する電気自動車(EV)メーカーの比亜迪(BYD)は、米テスラを脅かす存在に浮上。中国乗用車協会(CPCA)によると、7月の販売台数は16万2000台余りと、前年同月の3倍以上に達した。BYDが公表したデータでは、そのうち約半分は完全なEVで、残りはハイブリッド車だった。