「今の組織に長くは依存できないと考える中高年が増えているところにコロナ禍が起こり、成長している業界や企業への転職という従来のキャリアアップとは異なるキャリア形成の動きが起きている。つまり、テレワークで働きたいのか否か、という新たな判断軸が加わった」というのは、自身も弁護士や社会保険労務士の資格を有する、東京リーガルマインド(LEC)の反町雄彦代表取締役社長だ。
「そして、士業は『テレワーク中心の働き方は嫌だが、自分の力で定年なしに生きていきたい』というニーズにうってつけ。そんな思いを抱く中高年がたどり着いているのが、働きながら目指せる中小企業診断士などの中難易度の資格だ」(同)。
折しも季節は「学びの秋」――。国の教育訓練給付制度などを活用すれば、資格講座の受講料などの負担も抑えられる。あなたも資格や学び直しで、人生の“後半戦”を変える好機にしてはいかがだろうか。