英国の女王エリザベス2世の時代が8日に終わりを迎えた。女王の治世は、筆者の生涯全般に及ぶ。筆者は1952年に生まれた。その数カ月前、新しい君主は父親が肺がんで死去したのを受けて、当時イギリスの植民地だったケニアから本国に戻された。エリザベス女王が即位した年に生まれたわれわれは、裕福な集団だ。英シンクタンクの財政研究所(IFS)が今年行った調査によると、筆者が属するプラチナ・ジュビリー(在位70年)世代は、英国史で最も裕福で、平均世帯収入は国全体の平均を上回っている。96歳の女性が死去したのは驚きではないが、在位期間の長さを考えるとその死は衝撃的だ。現在英国に居住する人々の86%超は、女王の在位期間中に生まれた。他の君主を思い出せるのはほんの少数だ。
エリザベス女王時代の終わり、70年を振り返る
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