その場合は、「半年もたてば忘れるだろう」と考えるほうが、精神的にラクになります。
人間は、もともと忘れっぽい生き物です。
たとえば、「3年前に抱えていた不安を思い出してみてください」と質問されたら、きちんと答えられる人はそれほどいないはずです。
「就職活動をしていたけど、なかなか内定がもらえずに不安だった」「仲がよかった友達が遠くに引っ越して、さびしかった」
じっくり考えてみると、こんなふうに思い出すこともあるでしょう。
しかし、そのときの感情まではっきりと覚えていることは、ほとんどの場合ないのではないでしょうか。
当時はたしかに不安で押しつぶされそうだったとしても、日常生活が忙しかったり、新しいできごとが起こったりするなかで、そのときの感情は自然に消えていきます。
どんな不安も永遠にはつづきません。大きなマイナス感情も、時間がたてば小さくなるので安心してほしいと思います。
ポイント:どんな不安も時間がたてば自然に消えていく。