ところが、現実は違いました。コピーライターといえども、会議で発言しないと認めてもらえませんでした。年を重ねるごとに、プレゼンするのが主な仕事になり、人前でうまく話せないと成果をあげられなくなったのです。

 僕は、必死でした。ツラくて、ヤルセない日々が続き、時には泣いたほどです。

 それでも工夫をし、あるときから話すスキルを上げることをゲームのように考え、研究しました。誰かに相談すれば早かったのかもしれませんが、それさえもできず、独学で他人を観察し、現場から学び、試し、修正をし、実践してきました。そうすることで、少しずつ話し上手へと変身し、仕事の成果にもつなげていくことができたのです。

37のメソッドで、
努力のポイントを変えていけば、
誰でも話し上手になれる!

 長年かけて築き上げた幾つものメソッドを、本書では37コにまとめました。どのメソッドもすぐに簡単に使えるように、そしてビジネスで成果があがるように、分かりやすく実行しやすくまとめてあります。

 その内容は、時に常識の正反対だったりもしますが、学べばすぐに使えるとても実践的なものです。ある種の話し方本のように、ペラペラとただおしゃべりになることを目指すのではなく、社内の会議やお客様への提案で効果的に話すための、すぐに仕事で役に立つものです。

 人前でスピーチをしなければならないときに、相手の反応がそれまでとは明らかに変わり、発表での意地悪な質問に答えるときにも余裕ができ、プレゼンの成功率がグンと上がる。

 僕自身も味わったそんな成果を、そんな気持ちを、そんな変身を、あなたもぜひ、味わってみてください。

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