ロシア産天然ガスをドイツに輸送するパイプラインで原因不明のガス漏れが発生したことを受け、欧州当局が調査を行っている。パイプライン「ノルドストリーム1(NS1)」と「ノルドストリーム2(NS2)」で26日、圧力が突然低下し、ガス漏れが見つかった。いずれも現在稼働していないため、欧州へのガス供給には影響を与えていない。ドイツは2月、ロシアによるウクライナ侵攻を受けてNS2を稼働させる計画を停止した。一方、ロシアは今月、NS1経由のガス供給を無期限で停止した。スウェーデン海事局(SMA)は27日、NS1と NS2で合計3カ所でガス漏れが見つかったと発表。船舶や航空機には周辺に近づかないよう警告した。
ノルドストリームで原因不明のガス漏れ、破壊工作の可能性も
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