【今すぐ逃げて】「他人のメンタルを消耗させる人」を見分ける方法

一緒にいるとなんだか疲れる……。そんな「他人のメンタルを消耗させる人」には、どう対処すればいいのでしょうか。
人気絶頂の中、日本でのすべての芸能活動を休止し、渡米してから約30年。その生き方と圧倒的な個性で注目を集めてきたタレント・野沢直子さんは、人生に悪影響を及ぼす人には、共通点があると語ります。
還暦をまえにして「60歳からの生き方」について語ったエッセイ集
『老いてきたけど、まぁ~いっか。』も大きな話題を呼んでいる野沢さん。今回は本書の発売を記念し、人生の苦境を乗り越えるためのヒントを、野沢さんにもらうことにしました。(取材・構成/川代紗生、撮影/榊智朗)

人生で「これだけは避けた方がいい」タイプの人

──野沢さんのエッセイ、面白すぎて、ずっとニヤニヤしながら読んでました。絶対に電車の中では読めない(笑)。

野沢直子(以下、野沢):アハハ、なんかすいません(笑)。ありがとうございます。

──処世術について触れた箇所もあったと思うんですけど。人の神経を逆撫でしてくる面倒な人には、その場では「さすが!」と受け流しつつ、「帰り道にウンコ踏め」と心の中で中指を立てておけばいい、とか。

野沢:はいはい、私すごくバッサリ派で(笑)。

──言い返したくなったりすることはありませんか。

野沢:相手にしたことになっちゃうので、いい顔しつつ、心の中ではバッサリと切っちゃいますね。特に、歳とってくると、合わない人は本当に合わないんですよ。間柄にもよりますけど、言い返すのもけっこうな労力ですからね。無理して合わせている時間がもったいない。

──では、ちょっとでも「仕返ししてやりたい」みたいに思うことはない?

野沢:その人なしでも楽しく生きられていること自体が、やんわりとした復讐になると思うんです。ポジティブな意味での復讐。だから、嫌なことをされたら、「この人なしでも私は大丈夫」と言えるようにがんばろう、と切り替えるようにしています。