限られた住宅開発用地を巡り、不動産会社が熾烈な争奪戦を繰り広げている。家余りの時代になぜ白熱しているのか。勝者は誰なのか。特集『白熱!土地争奪戦』では、10月31日(月)から11月5日(土)までの全6回連載で、戦いの舞台裏に迫る。(ダイヤモンド編集部 大根田康介)
#1 10月31日(月)配信
東急リバブルが落札した西麻布の一等地を三菱地所レジが獲得、競合が「逃げ腰」になった裏事情
国家公務員共済組合連合会(KKR)が東京・西麻布の土地を含む11件を一括入札で売りに出した。不動産仲介大手の東急リバブルがこれを落札し、三菱地所レジデンスなど複数のデベロッパーに売却した。この一等地を含む売買で、なぜか逃げ腰になる不動産会社が続出した。
#2 11月1日(火)配信
三井、三菱、住友、野村、東急ら不動産大手が中堅に敗北!マンション土地争奪戦の新局面
土地争奪戦が新局面を迎えている。その象徴が、東京・JR三鷹駅から徒歩6分という好立地の入札。名だたる大手不動産会社を押しのけて、中堅不動産会社が落札したのである。
#3 11月2日(水)配信
オープンハウスが急成長の戸建て市場で大和ハウスが放つ、土地争奪「起死回生の一手」
大和ハウス工業の戸建て部門が苦戦している。用地仕入れの不調によるもので、ここに起死回生の一手を打った。破竹の勢いで成長するライバルのオープンハウスにどう対抗するのか。
#4 11月3日(木)配信
駅前再開発、大手不動産が一等地の奪い合いから共同事業に転じた「やむなき事情」
駅近の大規模マンションという不動産会社にとって垂ぜんのプロジェクトを生み出すのが駅前再開発だ。単独で手掛ければ独り勝ちできるのに、ライバル同士が手を組む共同事業が増えている。その「やむなき事情」とは?
#5 11月4日(金)配信
「ワンルームマンション投資」大異変!開発を止めたら負けなのに駅前立地が枯渇
金融緩和を追い風にサラリーマン投資家の間で流行したワンルームマンション投資。駅前立地であることが投資家への売りだったのに、用地が枯渇。従来の手法では開発が続けられなくなっている。
#6 11月5日(土)配信
全国「土地格差」が宅地争奪戦と家余りの同時進行で拡大、資源高・金利不安の影響は?
少子高齢化で新築住宅市場が年々縮小する中にあっても、都心部では宅地争奪戦が熾烈化している。それと同時に空き家増加による家余りが深刻化。全国で土地の格差が広がっている。
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