【具体的なお悩み】
私は宝塚歌劇団が大好きです。
親の介護や孫の世話が始まる前に、1~2年ほど兵庫県宝塚市に移住し、宝塚三昧を楽しみたいと考えています。
2025年3月に61歳で定年退職する予定なので、移住は定年後を計画しています。
気に入ったシェアハウスを見つけたので、移住後は家賃・生活費込みで、月間支出を10万円くらいに抑えられそうです。
ただ、こうした生活を送ったり、老後を楽しんだりする上で、今の資産額で大丈夫なのでしょうか。
私は資格があり、定年後も働き口はありそうなので、移住を延期して65歳まで働くことも視野に入れています。
一応、娘二人は、私の引退後に家に入れるお金を増やすと言ってくれていますが、老後の生活が大丈夫かどうか、試算をお願いいたします。
61歳になった時点で
宝塚移住の夢をかなえると…
Hさんは65歳まで働くことを視野に入れているようですが、今回は予定通り61歳になった時点で定年退職する前提で試算を進めます。
Hさんは59歳から61歳までの2年間で、830万円の貯蓄を積み増す予定です。現在の金融資産額は2200万円なので、61歳時点では3030万円(2200万円+830万円)になっているはずです。
※試算対象の年齢になった誕生日から、次の誕生日までの期間を「1年」として計測しています。このため、59歳~61歳の期間は「2年間」となります(以下同)。
さらに、定年時には2200万円の退職金が支給される予定です。Hさんが大学卒業後に今の職場に就職したと仮定すれば、退職金にかかる税金は数万円と考えられるので、手取り額は2195万円とします。
先ほど算出した3030万円に退職金の2195万円を加えると、Hさんが61歳時点で保有する金融資産額は5225万円です。
この「軍資金」を元手に、Hさんの夢である宝塚三昧を実行することにしましょう。