米連邦準備制度理事会(FRB)はインフレ退治のため、14日に政策金利を引き続き0.5ポイント引き上げる構えだ。だが、2カ月連続で物価上昇圧力が緩和したことで、来年初めに金利をどこまで引き上げるかを巡る議論は一段と難しい判断を迫られそうだ。  米労働省が13日発表した11月の消費者物価指数(CPI)は前月比0.1%上昇、前年同月比7.1%上昇となり、それぞれ伸びが大幅に鈍化した。  FRBは、インフレの先行きをより正確に見極める指標として、総合CPIよりも食品とエネルギー分野の変動を除いたコアCPIを注視している。