最も利用率が高いのは
「北海道どさんこプラザ」

 1位を獲得したのは「北海道どさんこプラザ(※3)」(28.62%)で、他県よりも圧倒的な利用率であった。2位には「沖縄・銀座わしたショップ」(14.66%)がランクインした。

 有楽町の東京交通会館にある「北海道どさんこプラザ」は、店内で販売されているソフトクリームやコロッケが人気で、その場で食べることができる。店内にはさまざまな物産品も並んでおり、バターであれば数十種類を展開。同じジャンルにおいて、村や町などそれぞれの商品が詰め込まれている。

 ブランド総合研究所の田中章雄社長は「北海道どさんこプラザ」について、「いろいろな商品のジャンルやコーナーを探していると、『あっ!』っと驚く商品が突然現れる。それが、普段は見られない面白い商品であればつい買ってしまうという“宝探し”のような面白さがある。いつ行っても新しい商品が見つかることが最大の特徴であり、リピーター率も高く万人受けしている」と評価する。

(※3)「北海道どさんこプラザ」は、有楽町の他にも「吉祥地店」「羽田空港店」など7店舗を展開している。同調査においては、有楽町店を対象とする

 2位の銀座一丁目にある「沖縄・銀座わしたショップ」は、入店した瞬間に「沖縄」という雰囲気を感じることができ、沖縄の魅力が満載。揚げたてのサーターアンダーギーを食べられるコーナーもあり、人気を博している。

 同ショップは、2023年2月に現店舗から東京交通会館に移転する予定だ。移転リニューアルオープンを楽しみしている人も多いだろう。

3位から5位は東北が独占
東京都にある農産品直売所

 3位から5位には東北地方のアンテナショップがランクインした。

 3位は「宮城ふるさとプラザ」(8.90%)、4位「いわて銀座プラザ」(8.37%)、5位「おいしい山形プラザ」(7.99%)となった。

 アンテナショップは、日本橋から新橋にかけての東海道線沿いに位置している店舗がほとんどであるが、唯一池袋に出展しているのが「宮城ふるさとプラザ」である。池袋のサンシャイン通りの角にあり、集客数があることが特徴といえる。

 2階には観光情報コーナーの他に、飲食コーナーでは仙台名物の「牛たん」を定食で食べることができる。1階は、農産品だけではなく民芸品や工芸品、そして試飲・試食コーナーがあり、宮城県を堪能できるため多くの人で栄えている。