茨城県の牛久大仏にも
ベトナム人グループがいた
それから間もない、まだ正月期間のある週末、茨城県の牛久大仏へ行く機会があった。最大の関心はベトナム人が来ているかどうかだ。最初に話しかけた人は、スリランカ人の子ども連れの一家だった。近郊のつくばから来たのだという。
やはりここでも、参拝に来たベトナム人グループに出会った。一緒に来た5人のうち1人はわざわざ県外、しかもはるばる東京から来たのだという。ベトナム人男性のシンさんは「家族のこととかをいろいろ願った」と教えてくれた。
大仏の管理事務所で話を聞くと、ここでもベトナム人が元日に来るパターンが見られるとのこと。「元日、日本人は遅く来るけど、ベトナム人は朝から来ています。地元に住んでいる人みたい。地元のバスは外国人ばっかりです」。その言葉を裏付けるかのように、大仏内に奉納された絵馬にはベトナム語で書かれたものがずらりと並んでいた。
それからまたしばらくして、今度は鎌倉大仏を訪れた。売店の従業員や事務局で話を聞いてみると、こちらではベトナム人の姿は特に見られないとのこと。ただ、ミャンマー人が伝統衣装でやってきて、大仏の前で祈りをささげているのを時々見るそうだ。