
舛友雄大
「裏SAPIX」って一体なんだ?中国人が中学受験で「御三家」を狙うワケ
よりよい生活を求めて中国を脱出することやそうした人々を「潤」(ルン)、中でも日本へやってくる人々を「潤日」(ルンリィー)と呼ぶ。押し寄せる“新移民”潤日は、日本人の子どもたちの受験事情にも影響を及ぼしつつある。科挙制度の昔から都市部に住む中国人は教育熱心であり、「中国の難関大学に入るより、東大のほうがずっと簡単」だからだ。本記事では、中国人の流入により、東京近郊の中学受験事情がどのように変わりつつあるか、その最新事情を紹介する。

日本へやってくる中国人が、文京区・浦和・志木を目指すのはなぜなのか?
さまざまな理由で、よりよい生活を求めて中国を脱出する中国人が増えている。そうした人々を指す「潤」という流行語はすっかり定着した。中でも日本へやってくる人々は「潤日」(ルンリィー)と呼ばれる。押し寄せる“新移民”潤日は、日本にどんな影響を及ぼしているのか?『潤日~日本へ大脱出する中国人富裕層を追う』の著者が、その最前線を紹介する。

中国製・高速鉄道がインドネシアで開通!早速乗ってみた…「新幹線が逆転負け」したその実力は?【2023年度人気記事7位】
2023年度に「ダイヤモンド・オンライン」で読者の反響が大きかった人気記事ベスト10をお届けします!第7位はこちらの記事です。

中国人の海外脱出が急増中!「潤」で日本移住→タワマン爆買い・インター入学する“新しい中国人”とは?
最近、街で中国人が増えたと思ったことはないだろうか?観光客ではなく、日本に住んでいる中国人だ。これは気のせいではなく、在留資格を得て日本に中長期滞在する中国人が増えている。さらに、中国人が増えているのは日本だけではない。今、続々と中国人が中国を出て海外へ移住しているのだ。どんな人たちが、どんな理由で中国を脱出しているのだろうか?

中国製・高速鉄道がインドネシアで開通!早速乗ってみた…「新幹線が逆転負け」したその実力は?【2023人気記事ベスト4】
2023年に「ダイヤモンド・オンライン」で読者の反響が大きかった人気記事ベスト10をお届けします!第4位はこちらの記事です。

中国製・高速鉄道がインドネシアで開通!早速乗ってみた…「新幹線が逆転負け」したその実力は?
10月2日、インドネシア初の高速鉄道が開業した。首都ジャカルタとバンドン市の間の約140kmを結ぶ高速鉄道は非常に重要なインフラであり、この建設はインドネシアにとっては一大プロジェクトだ。実はこれ、日本との競争に逆転勝ちして中国が建設を受注したもので、中国にとっては広域経済圏構想「一帯一路」の一環という位置づけになっている。先日筆者はジャカルタで、開業したばかりのこの高速鉄道に乗る機会があった。実際に乗ってみると、中国の影響が予想以上に強い。どんなところに驚かされたのかというと……。

東京・原宿の神宮前交差点から表参道方面に向かう神宮前6丁目エリアの一角(ダイヤモンド社のすぐ近くでもある)。ここは2019~2020年頃、貢茶(ゴンチャ)、CoCo都可(ココトカ)、THE ALLEY(ジ・アレイ)、台湾甜商店など、タピオカティーの有名チェーン店が何軒も立ち並ぶ“タピオカ激戦区”だったが、コロナ禍の3~4年の間にこれらの店はほぼすべて閉店した。ところが今年8月下旬、死屍累々だったこの地に、あるタピオカティーショップがオープン。アジアで大人気、店舗数で世界5位の中国発激安チェーン「MIXUE」が日本上陸したのである。

今日、2023年の元日、あなたの町の近くの大仏にベトナム人が集結しているかもしれない。昨年の正月、筆者が実家のある福岡県の南蔵院という寺の大仏を見に出かけたところ、日本人よりもはるかに多い人数のベトナム人が集まっていたのだ。調べてみて驚いた。南蔵院以外にも、茨城県の牛久大仏、北海道の佛願寺など、日本各地の大仏にベトナム人が集まっていることが分かったのだ。なぜベトナム人が大勢、大仏に集まっているのだろうか?

今年の夏、何百人もの台湾人や香港人たちが東南アジアで人身売買の被害に遭っていたのをご存じだろうか。人身売買といっても、幼い子どもや若い女性ではなく、10~20代の若い男性、ビジネスマンが被害の中心だ。手口は「海外で好条件の仕事がある」と誘われ、航空券をもらってカンボジアやミャンマーなどに行くと監禁されて、犯罪に手を染めるよう強要されたり、身代金を要求されたりする。複数の海外メディアで何回も詳しく報じられる大きな話題となっており、ついに日本人男性の被害も出た。今回、この就職あっせん詐欺の被害に遭った男性に、詳しく話を聞くことができた。工場の責任者をしていた男性は、なぜ売られる事態になったのか?

SNSやマッチングアプリで、見知らぬ美女や外国人の医師・軍人などから言い寄られ、メッセージをやりとりするうちに本当に惚れてしまい、お金を送ったり、仮想通貨などの投資話を持ちかけられたりする……こうした「ロマンス詐欺」「投資詐欺」の被害が増えているが、犯人は誰で、何のためにやっているのか疑問に思ったことはないだろうか。今年の夏、香港人や台湾人、さらには日本人をターゲットにした就職詐欺、人身売買の被害が広範囲で起き、海外メディアで連日報道されている。被害者はたいていカンボジアなどのメコン地域に連れて行かれ監禁される。この犯罪について調べていくと、上述のロマンス詐欺や投資詐欺、合法カジノ&オンラインカジノに関する人とお金の流れ、そして習近平氏の経済圏構想「一帯一路」にたどり着いた。この犯罪を取り仕切っているのは、中国人シンジゲートと言われている。中国人の彼らはなぜ、わざわざメコン地域で犯罪を行うのか。またなぜメコン地域が、このような犯罪の拠点として栄えたのだろうか?

ディスカウントストア「ドン・キホーテ」がシンガポールで大人気になっている。進出から5年足らずで12店舗まで拡大、在留日本人のみならず現地のシンガポール人の間でも歓迎されているというのだ。実際に店舗を訪ねて話を聞くと、日本の店舗とのコンセプトの違いや、人気の理由が見えてきた。

5月9日に行われたフィリピン大統領選挙で、フェルディナンド・マルコス・ジュニア氏(通称「ボンボン・マルコス」、64歳)が下馬評通り2位に圧倒的な差を付けて当選確実となった。名前を見て分かる通り、独裁者・フェルディナンド・マルコス元大統領の息子である。10人で争う混戦になったものの、1986年の政変後に行われた選挙では初の過半数の得票となったとみられる。タッグを組んで参戦したドゥテルテ大統領の娘、サラ・ドゥテルテ氏(43歳)も順当に副大統領の座を射止めた。フィリピンの正副大統領は別々に選出されるのだが、ペアでの当選は異例のことで、フィリピン全体として大きな方向性を示したことになる。

マンデリン、コピ・ルアクといったコーヒーで知られるインドネシアは、実は世界的なコーヒー大国だ。さらに5~6年前からカフェブームが起きており、現地発のカフェチェーンが次々に誕生し、スタバ以上の出店数を誇る。中には東京・原宿に出店したり、東南アジア外食業で初のユニコーン企業になったりという注目カフェチェーンも。インドネシアのカフェブーム、その実力はいかほど?

インドネシアで、壮大な首都移転計画が本格的に動き出そうとしている。東京より大きなサイズの新首都を建設し、ジャカルタから遷都しようというのだ。東京一極集中からなかなか抜け出せない日本では「英断だ」との評価が多いが、実情はどうなのだろうか。
