米アマゾン・ドット・コム傘下の食品スーパー、ホールフーズ・マーケットは加工食品などの値下げに取り組んでおり、仕入れ先に協力を求めている。背景には、米国でインフレが鈍化してきたことがある。ホールフーズは最近開いた仕入れ先とのオンライン会合で、店舗での小売価格引き下げへの意欲を表明し、仕入れ先のコスト低下を反映させたい考えを示した。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は会合の記録を確認した。食品業界では輸送費や人件費、生産コストの上昇を理由として卸売価格の引き上げが続き、スーパーは上昇分を消費者に転嫁してきた。食料品店では値上げによって、売上高や利益が拡大した。値上げが続く中で消費者の購入姿勢は慎重になり、同じような食料品があれば、安い方を選ぶ傾向が強まっている。
米アマゾン傘下ホールフーズ、仕入れ先に値下げ要請
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