中国系動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」の運営会社が米政府の信頼を勝ち取ろうとする手法は、同じ中国系の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)が米国と欧州で展開して奏功しなかった戦略を思い起こさせる。TikTokは今週、米当局に透明性を示す取り組みの一環として、「透明性・説明責任センター」と呼ぶ施設でジャーナリスト向けツアーを実施。TikTokがアプリ上の短編動画をどのように監視・推奨しているかをスクリーンで説明した。センターはロサンゼルスに隣接するこの都市のオフィスパークにある。TikTokは、コードシミュレーターを表示するコンピューターステーションも披露した。コードシミュレーターでは、見学者がTikTokのアルゴリズムを調べ、ユーザーにどの動画を見せるかを左右する要因について詳しく知ることができる。