SMSに書かれたURLをクリックすると、
ニセモノの寄付サイトにつながる
見て分かる通り、これは地震への寄付を装った詐欺SMSである。こうした文面のSMSが、日本の携帯電話・スマートフォン宛に相当数送られているようだ。短い文章なのにかなり日本語が怪しいので、おそらく犯人は日本人ではないのだろう。
SMSに記載されているURLをタップすると、一見、トルコ赤新月社(日本などの赤十字社に相当)に似たページが表示される。倒壊した家屋の写真、そして英語とトルコ語での解説が表示されているが、これはニセモノの寄付サイトだ。
ページ右下には、クレジットカードを使った銀行からの寄付、ビットコインなどデジタル通貨での寄付の入り口がある。
当然、これらは詐欺師たちによる寄付金の受付口なので、タッチする必要はない(というか触れてはいけない)のだが、触れた場合どうなるか、一応、解説しておく。
クレジットカードを使った寄付は「寄付を行う者が多すぎ、システムがビジーである。仮想通貨での寄付を選択してほしい」と表示され、使えなくなっている。