“ネット上のプライバシー”実は個人の特定は現実よりも簡単

 あなたはインターネット上でなら身元を明かさずに行動できると思っていませんか?

 実は、インターネット上での行為は現実(リアル)社会よりも特定が簡単なのです。

 なぜなら、情報を掲載する際には必ずインターネット接続会社や携帯電話会社のネットワークを通じて情報が送られますし、SNSや掲示板などではログ(過去のやりとりの記録)が保管されています。

 たとえばSNSのアカウントに名前を登録していなかったとしても、スマートフォンで撮った写真にはGPS情報(位置情報)が埋め込まれていることがあるので、そこから場所を特定することができます。天気などの話題から地域を特定することも可能です。

 よくやりとりをしている友人のアカウントに本名や学校名などが登録されていて、そこから通学する学校などを特定されることもあります。投稿した自動車の写真でバックミラーに所在地の情報が映っていたり、写真に写っている人の瞳に撮影者が写り込んでいたりしたというケースもあります。

 このようなやり方を組み合わせることで、かなりの確率で個人が特定できます。

ネット詐欺には就活生の不安や悩みにつけ込むものもある!

 インターネット上には数多くの重要な情報や有益な情報が存在します。しかし情報を掲載するだけであれば誰でもできるため、間違った情報やあなたをダマそうとしている情報も少なくありません。

 大学生が引っかかりやすいものとして就活詐欺があります。