高騰と金利上昇に勝つ!「マンション&戸建て」購入術大全#5Photo:PIXTA

新築、中古を問わず空前の高騰が続くマンションの代替として人気が急上昇する戸建て。確かに購入費は割安になるが、維持費や将来的な資産価値はどうなのか?そこで、特集『高騰と金利上昇に勝つ!「マンション&戸建て」購入術大全』(全9回)の#5では戸建てとマンションのお金を徹底比較した。(ダイヤモンド編集部 宮原啓彰)

「週刊ダイヤモンド」2023年2月18日号の第1特集を基に再編集。肩書や数値など情報は雑誌掲載時のもの。

リフォーム費用、維持管理費、売却価格…
「入り口」から「出口」までのお金を比べよう

 戸建てとマンションのどちらを選ぶべきか。マイホーム選びにおける永遠のテーマながら、マンション価格が高根の花になる昨今、コロナ禍によるテレワーク需要も相まって、首都圏を中心に戸建ての購入を考える人が増えている。

 しかし、マイホームにかかるお金は物件価格だけではない。経年劣化による修繕費などのランニングコスト、さらには将来的な売却を見据えたリセールバリューまで考える必要がある。

 ファイナンシャルプランナーの前野彩氏は「マイホームを購入するなら、物件価格だけでなくランニングコストを含めた『総住居費』を意識してほしい」と話す。

 次ページでは、前野氏の協力で作成した戸建てとマンションそれぞれの支払総額シミュレーションを公開。さらに戸建てとマンションのリセールバリューも調べた。マイホーム選びで戸建てとマンションで迷う人の参考になるはずだ。