マイホームとしての中古マンション選びで大切なのが「資産価値」と「居住価値」の見極めだ。居住価値を測るすべの一つが、総戸数のうち何戸が中古マンション市場に出回っているかを示す「流通率」。この流通率と、価格相場の「騰落率」を組み合わせることで、ありがちな資産価値だけにフォーカスした中古マンションランキングにとどまらない、物件の真の価値が分かる独自ランキングを作成。特集『高騰と金利上昇に勝つ!「マンション&戸建て」購入術大全』(全9回)の#7では「関西&愛知編」を公開する。(ダイヤモンド編集部 宮原啓彰)
「資産価値」と「居住価値」を両立!
“欲張り”中古マンションを探せ
中古マンション選びで最重視されがちなのが、いくら値上がり、値下がりしているのかというか「資産価値」だ。だが、マイホームとして購入する場合は「居住価値」の見極めも大切となる。その居住価値を測るすべの一つが、総戸数のうち何戸が中古マンション市場に出回っているかを示す「流通率」だ。
「大きく値上がりしているにもかかわらず中古流通が少ない物件は、オーナーの多くが気に入って手放さないという意味で、居住価値が高い物件が多い」と不動産会社幹部は言う。
そこで、マンション情報サイト「マンションレビュー」を運営するワンノブアカインドの協力を得て、中古マンションの流通率と価格相場の「騰落率」を組み合わせることで、ありがちな資産価値だけにフォーカスした中古マンションランキングにとどまらない、物件が持つ真の価値を“丸裸”にする独自ランキングを作成した。
本特集#2『中古マンション「値上がり×流通」ランキング【首都圏190物件】東京3位は新小岩の物件、1位は?』では首都圏のランキングを見たが、次ページでは、その「関西&愛知編」を一挙公開する。