オンライン会議室に入ったらまず「お疲れさまです」「こんにちは」「お久しぶりです」、社外の人なら「お世話になっています」などと挨拶し、そのときだけでもいいので、パソコンのカメラを見るようにするといいでしょう。

 カメラ越しでも目線を向けると、画面上の人たちと目が合っているように感じます。話が始まって画面の資料などを見るようになると、相手と目が合うことが減ってしまいますので、挨拶のときだけでもカメラを見て、視線を合わせて挨拶をするように心がけましょう。

チャットはオンライン上での
人間関係をよくする超便利ツール

 チャットを使い慣れていない人のなかには「メールと何が違うの?」という方もいるかもしれません。

 大きな違いは、チャットのほうがメールよりもカジュアルで簡易的という点です。

 たとえば、メールでは、「〇〇の件で依頼です」などと件名を書き、「お疲れさまです」とか「お世話になっております」という挨拶を入れてから、長い文章を書くのが一般的です。

 一方、チャットでは「お疲れさまです」「お世話になっております」などの挨拶は基本的に不要。「先ほどの件、どうなっていますか?」「この前の〇〇の件、ご確認いただけましたか?」など、いきなり本題に入ってOKです。

 メールには必須の宛名や差出人の名前もいりません。メールに慣れている人は、つい「〇〇さん、お疲れさまです」と書きたくなるかもしれませんが、1対1のチャットであれば必要ありません。

 では、チャットを使ってどんなコミュニケーションをとればいいのでしょうか。

 まず試してほしいのが、オフィスにいるときの立ち話にあたる会話です。

 全員がオフィスに出社していたときは、「そういえばこの前の件ってどうなりました?」「昨日のサッカー日本代表の試合、見た?」「今日お昼一緒に行きませんか?」というような仕事の細かい確認や情報共有、雑談まで含むコミュニケーションが頻繁に行われていました。

 しかし、テレワークでは、こういった細かいコミュニケーションが激減しました。チャットツールは、こういったコミュニケーションを補完することを想定してつくられたツールでもあります。

 一見、無駄なことに思えますが、ちょっとした雑談や情報共有をすることで、会社のメンバーとのつながりを感じることができますし、次回リアルで対面したときも、自然にコミュニケーションをとることができます。