ChatGPTで激変!コスパ・タイパで選ぶ 最強の資格&副業&学び直し#18Photo:Delmaine Donson/gettyimages

「人生100年時代」に突入し、年金制度も先行きが不安な中、リタイア層や中高年の間で副業を考える人が増えている。一方で、副業といってもそのリスクから二の足を踏む人も多いはず。では未経験からでも、年間300万円の副収入が目指せる副業とは。特集『ChatGPTで激変!コスパ・タイパで選ぶ資格&副業&学び直し』(全20回)の#18では、お金のソムリエ協会会長の坂下仁氏が、初心者でもトライしやすい副業や、逆にやってはいけないハイリスクビジネスを伝授する。

「雇われる働き方」はAIに駆逐される?
絶対にやってはいけない「3種の副業」

 AIの社会進出により、ホワイトカラーの仕事は激変するだろう。影響を受けるのは事務的な仕事だけではない。経理や法務、人事や企画など、クリエイティブな仕事までもが影響を受ける。誤解を恐れずに極論すれば、今後はAIが正社員になるということだ。

 工場などでロボットが労働者と入れ替わったのと同じように、今後はオフィスでも人影がまばらになるかもしれない。その意味では、今後も残る「雇われる働き方」は、現場での即決を要する仕事や、的確な顧客対応が求められる仕事など、一部の職種に限られるのかもしれない。

坂下仁・お金のソムリエ協会会長さかした・じん/お金のソムリエ協会会長。メガバンク行員として25年以上、個人の資産形成と数千件の法人融資などに関わり、全国の支店長を指導してきた。副業で始めたセミナーは100組超のキャンセル待ちが続き、3年間で1000組超が受講する人気セミナーとなる。その後、顧客を踏み台にしてもうける銀行の姿に疑問を感じて起業、独立し、2018年にお金のソムリエ協会を設立。本業以上の副収入を得て、セミリタイアする会員が続出するなど、受講者の約9割が夢をかなえることに成功。メソッドを学んだ人数は6000人を超える。「週刊ダイヤモンド」「PRESIDENT」「日経マネー」「ダイヤモンドZAi」「THE21」「朝日新聞」など、数十の雑誌・新聞に紹介される。主な著書に『いますぐ妻を社長にしなさい』(サンマーク出版)、『40代からは「稼ぎ口」を2つにしなさい 年収アップと自由が手に入る働き方』(ダイヤモンド社)などがある。

 先行き不透明な時代だからこそ、サラリーマンという雇われる働き方だけに頼る生き方は危険だということになる。そんな背景もあって、副業が解禁されたのだろう。

 副業禁止の職場であっても、副収入300万円以下なら副業未満の「副業ごっこ」でしかないので、心配はいらない。しかし、だからといって、むやみに始めてはいけない。なぜなら「絶対にやってはいけない副業」もあるからだ。

 次ページでは、この絶対やってはいけない副業と共に、「お金を失わない」「単発で試せる」「簡単にできる」という副業初心者が守るべき3つの条件を備えた「リスクゼロで稼げる副業」を紹介する。ぜひ、年収プラス300万円を目指して気軽に挑戦してほしい。